「マインドフルネス×(かける)禅」にお念仏も

2018年10月2日(火)

181002
今月の21日(日)に広島マインドフルネスの会が自坊で開かれます。
有り難いことに山下良道師にお寺の本堂を会場としてお使いいただきます。
そのご縁から新著の献本が昨日届きまして一気に拝読いたしました。

マインドフルネスと禅について私にもわかりやすく読み進められました。
昨今のマインドフルネスの潮流について背景も含めてよくわかりました。
さらにオーム真理教の問題についての言及もうなずきながら読みました。

禅ともマインドフルネスとも少し距離のある仏教者の私にも必読でした。
特に臨床仏教師について学んでいる立場からも今こそ絶好の機縁でした。
お釈迦さまの時代に近い仏教と大乗仏教についても貴重な一視座でした。

読み進めながら浄土教との関わりについてぼんやり抱いていた想いがチラッと垣間見られたのはあとがきでした。
そこのところは非常に興味深いことですし新しい視座が開けてきそうな印象を漠然とですが感じています。
今月の自坊での会のときにお目にかかれたら直接伺ってみたいと思っています。

個人的にもう一つ、慈悲の瞑想について更に詳しく体験し学んでみたいところです。
臨床仏教師の中でもチラッとだけ触れられたことがあるので興味は尽きません。
本著書の中にあった方法に従って、まずは実践して感じてみようと思います。

昨年に山下良道師に会場をお使いいただくよう申しあげたのはこの本に今出逢うためだったのかも知れません。
少しでもご興味をお持ちいただけて広く手にとって読んでくださる方がいらっしゃったら幸いです。