うるせぇボケェ
2017年5月18日(木)
久しぶりに面と向かって言い放たれました。
「うるせぇボケェ」と。
ある販売店の裏口付近にいた時のことでした。
店内から扉を開いて浅黒くて厳つい男の人が顔を出しました。
「店員はおらんのんかい」とこちらに向かって言いました。
「知りません」と答えると右側の方を覗き込みました。
「そっちじゃないと思いますよ」と言った直後でした。
視線を下から舐めるように上へあげながら言い放ったのでした。
「あ゛ぁ゛、うるせぇボケェ!」
そんなこと言われる筋合いは全くないはずですが。
思わず絶句して目が点になってしまいました。
不意に放たれた不快な言葉に過剰に反応しても仕方がありません。
カチンとくる必要もありませんし、シュンと萎縮する必要もありません。
言葉一つの言い方次第なのですが、勿体ない選び方だと思いました。
誰しも常に自分の思うとおりにはいかないものです。
文句を言ったところでどうにもならない、ということがほとんどでしょう。
でもそういう時に発する言葉にこそ、その人の人間性が出るものだと思います。
クモの巣に不用意に触れてしまうことのないように。
さらには暴れて余計に絡みついて苦しむことのないように。
いろいろ絡め取る糸の上を自由に動くクモのように立ち回りたいものです。