両親に会いに来ました

2017年5月17日(水)

170517

千葉と東京からお母様の三回忌にお参りされた方の話です。
法事が終わった後におっしゃいました。
「今日は両親に会えるような気がしているのですよ」と。

広島駅に降り立った時、ふとそんな気持ちになったそうです。
お寺の納骨堂にお墓参りされてから法事に就かれました。
お勤めの間、昔のお母様の姿を思い出されていたとのことです。

50代で夫に先立たれた後、4人の子どもを育て上げられたお母様。
身体が弱かったけれど100歳まで長生きされました。
最期は二人の娘さんがおそばで看取られました。

お母様は7人兄妹の一番下でいらっしゃいました。
「私がみんなの墓守りしないといけないの」とお参りされていました。
娘さんたちはその後ろ姿をご覧になっていらっしゃいました。

お母様の法事をされるようになって改めてお母様の姿を思い返されています。
お母様がされていたことを、今度は自分たちがしていく番が来たのだ、と。
これからはご自身の後ろ姿を見せてくださいね、とお話してお別れしました。