いま知覧を訪れてみると

2026年5月19日(火)


敬愛する先生から「一度は行きなさい」と聞いて
ずっと訪れたいと思っていた知覧特攻平和会館へ
ふと思い立って鹿児島に足を延ばして訪れました。

知覧に特攻隊の基地があったということくらいしか
知らないまま訪れたらロビーで流れていた映像に
なぜか見入ったおかげで概要が頭に入りました。

館内に入るとドーンと一式戦闘機「隼」があり
その手前には隊員たちの遺品が展示されていて
展示室の左右の壁一面には顔写真が並んでいました。

知覧の基地から飛び立っていった若者たちの顔写真に
名前と出身地や所属隊などが添えられたパネルが
ズラッと並ぶのには胸が締めつけられるようでした。

家族への感謝や故郷への想いが綴られていた
彼らの遺書や日記や手紙に加えて日の丸の周りに
大勢が寄せ書きをしたモノも並べられていました。

彼らは二度と帰ってくることがない空に向かって
どんな想いで飛び立っていったのだろうか…と思うと
胸がギュッと締めつけられるようで心が痛かったです。

そんななか大学時代に将来を約束した婚約者に宛てた
穴澤利夫大尉の手紙の展示を読み始めてしまうと
余りの切なさにしばらく呆然として動けませんでした。

会館を訪れてくる修学旅行生もたくさんいましたが
飛び立っていった兵士たちは17〜20代だったので
また大人になってからぜひ訪ねてほしいですね。

かつて同じ日本で実際に起きていた出来事で
わずか80年前ですがいま再び力によって物事が
動かされる時代へ戻っているようにも感じます。

だからこそ遠い昔の話というだけで終わらせず
いまこそ知覧特攻平和会館を訪れる意味があると
強く感じさせられた初めての知覧訪問でした。