お釈迦さま涅槃会とだるま供養

2026年2月17日(火)


2月15日はお釈迦さまがご入滅された日です。
この前の日曜日だったのですが、午前中は法事と
納骨があり、お昼からは定例の寺カフェでした。

ということで今年の涅槃会のおつとめは法事に
先駆けて執り行ったのですが、おつとめのとき
メール依頼でご供養を頼まれたモノがありました。

とある会社の社員さんに「会社にあるだるまを
供養していただけますか」と尋ねられたので
当日までお寺でだるまをお預かりしていました。

おつとめの中で木魚でお念仏を称えている間に
納骨後の白木の位牌や託された仏さまの絵像や
古い塔婆などと一緒に発遣して魂抜きをしました。

だるまは願掛けをするときに目を入れるので
開眼してあるというのではなくて願いを込めて
いるものですが、閉眼をした方がいいでしょう。

と思っていたのですが、預かった金色のダルマは
左目は黒目があるけど右目は入れられておらず
裏側をみると善光寺不動尊のお札がありました。

念のため善光寺大勧進のサイトを検索したところ
不動明王を表す梵字を僧侶が左目に入れたあと
貫主が開眼魂入れしてから授与されるとありました。

お不動さまの手書きの梵字が記されていたので
左目が丸く入れられていたのだろうと思いますが
右目は入れないままでお持ちになったのですね。

善光寺大勧進に直接持参したり郵送したりすれば
1月1日から14日昼まで善光寺だるまを預かって
15日のとんど焼きでお焚きあげされるようです。

開眼して魂入れしたり閉眼して魂抜きするのは
単に魂を入れたり抜いたりすることだけでなく
モノに願いを込めて手を合わせることにつながります。

涅槃会はお釈迦さまも諸行無常の風に吹かれて
ご入滅された日だからこそ、役目を終えただるまも
涅槃会の日に手を合わせてご供養をいたしました。

例年は涅槃会のあとでお焚きあげしていますが
今年は都合により後日改めてお送りいたします。
願いを託したその心に静かに手を合わせながら。