オンラインでビブリオ読書会-12

2026年2月14日(土)


今月のオンライン読書会に参加してきました。
持ち時間5分で本について語るビブリオ形式で
今回は4人が推しの本をそれぞれ紹介しました。

急用が入ったので先月はお休みしたのですが
そのとき紹介するつもりだった推し本があり
今回に持ち越した今井むつみさんの本を紹介しました。

先々月も今井むつみさんの本を紹介したのですが
すっかりハマって他の著書を探して手に取った
『「何回説明しても伝わらない」なはぜ起こるのか?』です。

普通の帯ではなく表紙全体が帯になった二重装丁で
しかもこの全面帯となっている表紙のデザインに惹かれて
思わずジャケ買いしてしまった本でもあります。

表紙には逆向きの母親と子どものイラストが描かれていて
母親は「前にも言ったよね、とつい言ってしまう」
子どもは「なんでわかってくれないの?」とあります。

表紙をめくって見返しを読むと「人は、自分の都合が
いいように、いかようにも誤解する生き物です。」
と書かれているのが気になり、そのまま引き込まれました。

目次の第一章が「「話せばわかる」はもしかしたら
「幻想」かもしれない」という章題に魅了されて
気づいたらあっという間に最後まで読み終えた本でした。

「何回説明しても伝わらない」という経験は
誰しも覚えがあるのではないかと思いますが
そこを認知科学と心理学の視点から解き明かしていて。

思い込みと認知バイアスを乗り越えて試行錯誤して
コミュニケーションを重ねるのが大切だとある一方で
理解しあうことは難しいとも書いてありました。

人と向き合う場面や役割が多いお坊さんには
必読書として宣伝して回りたい一冊ですし
対話する機会を大切にしたい人にもオススメです。

ちなみに他の人の本は戸谷洋志著『すごい古典入門 –
アーレント『人間の条件』‐ なぜ働かなきゃいけないの?』と
越智啓太著『美人の正体 外見的魅力をめぐる心理学』と。

星加良司著『障害とは何か:ディスアビリティの
社会理論に向けて』の3冊で、いずれも分野の異なる
本でしたが、どれも興味をそそられて読みたくなりました。

参加した全員でどの本を読みたいかの投票したら
なんと全員が1票ずつという同率の結果になりました。
今回も新しい本と巡り会った充実した読書会でした♪