お宅ではなく本堂での月参り

2026年1月23日(金)


山あいや過疎地にあるお寺のお坊さんたちが
葬式のたびに檀家が少なくなっていくという話を
聞きはじめたのが何年前だったか覚えていませんが。

私のお寺では葬式のたびにご先祖さまのご命日に
お宅へ伺っておつとめする「月参り」が減って
きていて、今ではめっきり少なくなりました。

しばらくすると葬式よりも前にご年輩になった
檀家さんが出ていった子どものいる都会にある
施設に移るから葬式もなく檀家が減ると言われて。

同じく私のお寺でも葬式よりも前にご年輩の
檀家さんが自宅で暮らすのが心許ないと子どもに
言われて施設へ入られて月参りが減っています。

それでも中にはご両親とも亡くなられていて
実家の仏壇は引き継いでいらっしゃらないけど
お寺の本堂へ月参りに来られる方がいらして。

月々のご命日にお寺の納骨堂にお参りしてから
本堂で月参りのおつとめをご一緒されている
というありがたい檀家姉妹がいらっしゃいます。

今月は妹さまのところのお嬢さまが帰省して
きているということで三人でお寺にお参りに
来られていて、おつとめの後にお話していたら。

帰省されているお嬢さまのお話が私もですが
伯母にあたるお姉さまも久しぶりの再会なので
いろいろ近況を聞きたくて話が長くなりました。

「ここでこうして住職さんとお話ができるのが
楽しくて、つい長くなってしまってすみません」
と言われたのですが「私にも楽しい時間ですし。

お母さまのお宅に伺っていたときはいつだって
一時間くらいは普通にいろんなお話を伺って
いたので、そんなに長くないですよ」と答えました。

こうしていろんなお話を聞かせていただけるのが
月参りの楽しみの一つなので、途絶えることなく
続いていってもらいたいなぁと思っています。