お墓の後継ぎがいない問題

2026年1月9日(金)


前にお父さまのお葬式のときにご縁をいただいた
檀信徒さまが、このたびお母さまが亡くなられた
という訃報が入ってお葬式をおつとめしました。

お年を召された方が転んで骨折してしまうと
急に弱ってしまわれるという例は多いですが
お元気な方だったのに多分に漏れませんでした。

年齢的にはいつお迎えがきてもおかしくない
ということで、いずれは…と思っていらした
そうですが、まさかこんな早かったとは…と。

といった話をお通夜のとき伺っていたのですが
お葬式のときに喪主の息子さまと話をしていたら
まだ先の話ですが伺いたいことがあるとおっしゃいます。

お父さまが亡くなられたあと家の近くにある
墓苑にお墓を建立されて納骨をされるときに
その墓苑に伺ってお墓を開眼しておつとめしました。

今度はそのお墓にお母さまを納骨される予定
だとおっしゃるのですが、喪主さまには息子が
いないので、そのお墓のことを悩んでいるそうです。

喪主さまにはお嬢さまがお二人いらっしゃいますが
自分がいずれ亡くなって、もしも同じのお墓に
納骨してもらったら、お墓が後に残ってしまいます。

お墓が後に残ったら娘さまたちに負担を残すので
お母さまのご遺骨を納骨するのがためらわれて
いっそ合祀できるお墓に移したほうがいいのかも…

ということを、まだお葬式も終わっていないけど
悩んでおられるということでお話くださいました。
たしかにこれは悩ましく難しいことだと思います。

今の時点ではあくまで喪主さまお一人だけで
悩んでいらっしゃる状況なので、娘さまたちが
どのように考えておられるのかはわかっていません。

確かにお墓を残すと負担になるかもしれませんが
いずれお墓をお終いにされるときに必要になる
費用をお墓と一緒に残しておくというのも一つです。

そこで、お墓について思案しているということを
お嬢さまたちにありのままにお伝えされたうえで
お二人のお気持ちもお尋ねされてみては…と申しあげました。

早めにお墓の将来的なことを考えておられるのは
大切なことだと思いますが、お墓の将来については
関係する皆さんで話し合うことが大切だと思います。

お嬢さまたちのお考えもお聞きになったうえで
どうするかを検討されるとき、また必要であれば
一緒に考えますよ、と最後に申し添えておきました。