LGBTQ+と多様性から戒名を考える

2025年12月13日(土)


宮城県仙台で二日間の講義を拝聴した話の続きで
二日目午後はLGBTQ+当事者の加藤麻衣さんによる
『性の多様性 基礎講座』と題した講義でした。

大学生のときLGBTQ+の人たちの居場所をつくる
サークルを立ち上げたことがきっかけとなって
市議会議員のときパートナー婚成立に尽力をされて。

自ら第一号としてパートナー婚をされたあと
議員は一期で退いてビジネスの世界に転身し
スタートアップで会社を立ち上げられている方です。

LGBTQ+の人たちの尊厳をまもる方法を知るべく
まずは性のあり方を表現する言葉というものを
知るところからでしたが想像以上に複雑でして。

生まれたときに身体的特徴から割り当てられた性別と
自認している性別が同じか違うか、惹かれる性別に
惹かれるのは性的か恋愛的かなどの違いがあって。

シスかトランスかノンバイナリーやXジェンダーとか
ヘテロかゲイかレズビアンかバイセクシャルかとか
アロセクシャルにパンセクシャルにロマンティックとか。

さらには他者に惹かれないというアセクシャルに
アロマンティックにノンセクシャルと出てくると
たくさんの言葉が出てきて覚えきれないですね。

そのうえで性のあり方はグラデーションがあって
多数派であるシスでヘテロというのを前提にしない
ということの大切さについてはしっかり受けとめました。

最後のワークショップの時間がほぼ取れなかったですが
戒名における男女表現についてカミングアウトと
アウティングを考慮するのは気づいていないこともありました。

ということで話を聴いた翌日の今宵に会った知人が
英語の主語に男性形のHeと女性形のSheがあるけど
どっちでもないTheyという表現方法があると教えてくれて。

いまいろんな言葉ができたり変わったりしているけど
それについていけるようにしておかないといけないですね。
完璧にマスターできなくても大切にしようと思いました♪