デスカフェで「願い事」を語る
2025年12月11日(木)

今宵はオンラインで開催するデスカフェでした。
今回は「願い事」というテーマについて二つの
問いを参加者の皆さまと一緒に対話しました。
昨日は臨床仏教師の集いで東京にやってきて
そのまま東北新幹線で仙台まで足を延ばして
宮城の方向けの講習会に参加させていただいていて。
どんな講習会だったというのはまた別の機会に
譲るとして、懇親会に寄せていただいたあと
旅先の宿に戻ってからオンラインに入りました。
最初の問いは、夢に神さまが出てきて「あなたは
明日死ぬけど、その前に最後にみんなと食事をする
時間だけ与えてあげる」と言われたとしたら。
さて、あなたは誰と何を食べたいですか?という
現実的にはあり得ないけど、もしそうなったら
という最後の晩餐みたいな状況を考えてもらいました。
誰と一緒に食べたいか、という問いに加えて
何を食べたいか、という問いだったのですが
皆さん普通の日常と同じ感じがいいようでして。
だいたいは家族と一緒という答えが多かったですが
伴侶だけと一緒というのもあれば、最期は一人で
自分の時間を大切に過ごしたいという答えもありました。
男性の場合は外食という答えになりがちでしたが
女性の場合は自分で作るとか、自分が作った料理を
食べてもらうという答えがあったのは「なるほど」でしたね。
ちなみに夢で告げられたことを一緒に食べる人たちに
言うか言わないかを追加で尋ねたら、言うという人も
言わないという人もいて、いろいろだなぁと感じました。
二つめの問いは、あなたは寝ている間に死んでいて
幽体離脱して上から自分を眺めていると神さまが出てきて
「一つだけ何かするチャンスを与えよう」と言われたら。
さて、あなたは何をしますか?という、これまた
現実にはあり得ないだろうという設定の問いでしたが
これまた人それぞれ多様に思うところがありました。
パソコンやスマホのパスワードを教えておくだとか
逆にスマホを壊して見られなくしておきたいとか
ネットのサブスクを解約したいという現実派もいれば。
私が旅先だったことから、もし旅先だったとしたら
そのまま消えていくのもいいかもという人もいれば
早く見つけてほしいと思うだろうという人もいて。
手紙を書いて家族に残しておきたいという話を聞いて
以前に動画でメッセージを残すのをどこかで聞いたのを
思い出して、そういうのもアリだなぁと思いました。
今回は現実的にはあり得ないだろう設定の話でしたが
自分の死をどう迎えるかということについて考える
良いきっかけになっていただけたようで幸いでした。
次は2月の予定ですので是非ご一緒してみませんか♪