まさか自分が…と思いがちだけど
2025年11月13日(木)

昨日綴った特殊詐欺に巻き込まれそうになった
という話は思いのほか大きな反響がありまして
たくさんの反応をいただいていて驚いています。
似たような電話が携帯にかかってきたことがある
という話はあるようで、やはり犯罪をチラつかせて
守秘義務があるからと言って一人にさせるようです。
「今よろしいですか」と最初に言われたときに
昨日は急ぎの予定がなかったので「はい」と
答えてしまったのが一つのターニングポイントでした。
「いま対応できない」とか「一人になれない」とか
なんとか言ってその場で電話を一旦切ってしまえば
そのあとは二度と電話がかかってこないようです。
弁護士さんがおっしゃるには、もし今回のような
大きな事件で被疑者とか容疑者といった立場に
置かれているのに警察から電話とかありえないらしく。
そう言われたら確かにその通りだと思いましたが
そんなことを冷静に考えられない状況にさせる
というのが向こう側の思惑なんだろうと思います。
普通に考えたら重要案件なのに本人に電話したら
どこかに逃亡されてしまうかもしれないと思えば
最初から直接本人のところに警察が来ますよねぇ。
今回の警察官から検察官に代わるというパターンは
テレビでよくある手口だとやっているらしいですが
そもそもそれを知らないと訝しく思えないんですよね。
怪しいと思ったら電話を切って警察に確認を!というのは
知っていたし、私も自分は大丈夫と思っていましたが
まさか自分がその状況に追い込まれるとは思いませんでした。
相手のいいように思い込まされて焦らされているときは
冷静に考えられない状態になっているということに
自分では気づけないものだとわかる貴重な体験でした。
それにしても動揺させて不安にさせて追いこむ手段が
よく練ってありましたが、この技術や能力をもっと真っ当に
世の役に立つように使えないものか…と思うんですけどねぇ。
私がすっかりダマされそうになったというのなら
自分も信じるかも…という声をいくつかいただきましたが
ホント他人事ではないので、くれぐれもご用心ください。