ダイアログカフェ #13 〜不通〜

2025年11月7日(金)


オンラインのダイアログカフェ第13夜の話です。
今回は「不通」というテーマで2つの問いを
参加くださった皆さんと一緒に語り合いました。

初めての方もいらしたし、お久しぶりの方も
いつもリピートして参加くださる方もいらして
ありがたさを感じながらチェックインで開始しました。

今回は問いに設定した文章がけっこう短めでして
1つめは「サイバー攻撃で日本中のネットが
使えなくなったとしたら、あなたはどうするか」です。

現実にアサヒやアスクルや無印良品などの企業が
サイバー攻撃によるシステム障害の被害を受けて
業務が立ちゆかなくなっている現状があって。

あながち他人事ではないご時世になっているけど
もしも日本のネット環境が全てダウンしてしまうと
自分自身もですが生活環境すべてに影響が出るでしょう。

もしそうなったとしたらどうなるかを考えることは
自分はどのくらいネットに依存している生活なのか
を見つめ直すきっかけになったのが面白かったです。

ただし自分事だけに限らず日本全体のことを考えると
ネットの不通は社会インフラの基盤が麻痺するので
日常生活が不具合だらけになって大変なことになりますね。

次の問いは「さらに電話もテレビも使えなくなったら
あなたはどうするか」でして、情報も入らなくなるし
離れた人との連絡もできなくなったら…というわけです。

そんなときはラジオが頼りになりそうということでしたが
ラジオも不通なら情報の伝わり方が非常に遅くなるので
他に頼れる情報源は新聞とリアルの口コミになりそうです。

となると様々な場面で情報が伝わっていくスピードが
劇遅になったとして、その遅さにどれだけ耐えられるか
という我慢できる範囲が問われることになるでしょうね。

ちなみに2つの問いで共通して浮上した問題があって
防犯カメラが役立たなくなると治安が悪化しそうで
破壊や略奪や虐殺などが起きるんじゃないか、と。

実際にはどうなるかわかりませんが、情報の不通を
これ幸いとして悪事に走る人が出てくるようなら
世の中が大変なことになるかも…という話も出ました。

普段は自分自身を振り返るのがほとんどなのですが
今回はいつもと趣向が違って社会構造についても
対話の俎上に上がってきたことが興味深かったですね。

次回は来年1月にこのダイアログカフェを開きます。
もしも○○だったら自分はどうするか…というのを
楽しく語り合う対話のひと時をぜひご一緒しましょう!