モードレスデザイン勉強会 by COTEN
2025年10月31日(金)

愛聴している配信コンテンツのコテンラジオは
世界史データベースを作りあげることを掲げて
活動している株式会社COTENの一事業でして。
そのCOTENの世界史データベース開発チームが
モードレスデザイン勉強会の第3回目を京都で
開催するというので京都まで足を運びました。
COTEN社内で上野学著『モードレスデザイン
意味空間の創造』の勉強会を重ねるなかで得た
独自の気づきや学びを共有し語り合うものです。
最初はプロダクトデザインを担当するkohさんこと
森上航平さんの『モードレスデザイン』の話があり
続いてCTOのtomさんこと平野智也さんの話でして。
最後はCOTEN社内で流行りの哲学対話ワークショップで
「なぜ我々の広義のデザインはモーダルになり
やすいのか?」について4〜5人で語り合いました。
COTENの哲学対話はどんな感じか興味津々で
実はこの時間を一番楽しみに参加したのですが
普段私がやっている対話のスタイルとほぼ同じでした。
フラットな関係性で安全安心に話ができる場で
結論は出さなくていいし何を言ってもいいけど
他人の言うことに否定的な態度はとらないとか。
話したくないときは無理に発言しなくてもいいし
意見が変わってもいいし話がまとまらなくてもいいけど
知識ではなく自分の経験に即した話にするなど。
とはいえグループにファシリテーターを置かず
各々がルールを守ったうえでお互いに問いかける
というのでもワークが成り立ったのは発見でした。
そこで一区切りしてから感想を自由に語り合う
懇親ということになったのでkohさんを囲んで
モードレスとデザインの話を参加者と語り合いました。
そのお一人が今回のテーマ本『モードレスデザイン』を
ものすごく深く読み込んで理解されている方で
謎解きというか裏読み的な話をしてくださいました。
参加するにあたり『モードレスデザイン』の本は
読んでいなくても大丈夫ということでしたが
分厚い本を手に取って読もうと思わせられました。
自分自身は普段からモーダルよりモードレスが好きで
坊さんとしてもモードレスの方がいいでしょうけど
臨床仏教師こそモードレスが求められるでしょう。
どちらかというと異分野の方向けではありましたが
思った以上にたくさんの学びや気づきをいただき
京都まで足を運んでよかったと感じたひと時でした。