涼しいのに汗ばんで筆を運ぶ

2025年10月2日(木)


つい先日まで真夏日が続いていて暑かったのに
もう10月に入ったし日が暮れるのが早くなったし
めっきり朝晩が涼しくなってきたと感じています。

まだ暑かった夏の感じが抜けきらないところに
平和大通りではもう冬を彩るドリミネーションの
飾り付けの準備が始まっていることに驚きました。

最近は季節が四季から二季になったんじゃないか
というのが先日のある集まりで話題になりましたが
個人的には季節が六つになったと思っています。

春と夏と秋と冬の春と秋がなくなったのではなくて
春の次に夏がきてから酷い夏があってまた夏に戻って
それから秋と冬があるというので季節が六つです。

春と秋がなくなって欲しくないと思っているので
長い夏を3つに分けているだけで半分冗談ですが
けっこう「そうかも〜」と同意してもらえるものです。

いま頃がちょうど過ごしやすくて日中でも
家の中で風が通ってくれると涼しいのですが
今日はお昼から汗だくになることがありました。

筆で大きな文字を書かないといけないことがあって
書いてくれる人がいないかと探していたときに
坊さんなら書き慣れているだろうと思った人がいて。

模造紙に書いてもらえないかと頼まれたのですが
目上の方の頼みだったので辞退しようにも断り切れず
善処しますと引き受けざるを得ないことがありまして。

午後の時間をつかって昔使っていた大筆を出してきて
字の大きさやバランスなどしばらく練習してから
模造紙を広げて書いてみたのですが…難しいですね。

集中して字を書いていると身体が熱くなってきて
いつの間にか汗ばんでいたのですが、書を嗜む人って
ものすごくエネルギーが必要なんでしょうねぇ。

筆でサラッとキレイな字を書く動画がSNSにありますが
今までは単にすごいな〜って思っていただけでしたが
久々に大筆で書いたらスゴさの感じ方が深まりました。

なかなかイメージ通りの字が書けなかったですが
今回のご依頼は七枚目で筆を止めることにしました。
もっとキレイに書けるようになりたいものですね〜