秋彼岸の法要後の話が弾みました

2025年9月23日(火)


秋分の本日、秋のお彼岸法要をおつとめしました。
今年は土日と離れて飛び石での祝日だったし
生憎と朝から雨模様のお天気だったんですね。

秋のお彼岸は参詣者が少ないことが多いですが
ありがたいことにたくさんお参りをいただいて
一周でしたが皆さまと大数珠繰りができました。

法要と大数珠繰りの間に今回も私がお話をしました。
大まかな組み立ては事前に考えていたのですが
流れにまかせて話したら予定外に長くなりました。

彼岸という言葉から阿弥陀さまの極楽浄土について
話そうと思ったのにガンジス川のベナレスに飛んで
そこから火葬を経て遺骨と骨壺と脱線したのですが。

話を元の彼岸に戻して阿弥陀さまのお迎えの話をして
九州国立博物館で来月始まる「法然と極楽浄土」展を紹介して
何がお迎えにくるかで行き先が違うことも紹介しました。

その勢いで来月4日に私のお寺で広島市仏教会主催で
開催する「介護者カフェ」にぜひ参加してくださいと
当日のプログラムを紹介して宣伝してお願いをしました。

普段ならここで終わってもいいところでしょうが
先月、友人が出家すると聞いてタイに突撃訪問した
とき体験したことでぜひ聞いてほしいことがあって。

日本とタイでは同じ仏教といっても違いがあって
今回友人の出家というご縁で実際に体験してきて
感じた感覚の違いについて紹介したかったんですね。

日本で大学のとき段階を経て坊さんになった私が
タイで友人が出家する様子をごく間近で見て触れて
思ったことや感じたことがいろいろありましたので。

お布施する文化とお坊さんとの関わりであったり
タイの人たちが持っている人生観や死生観であったり
さらには仏教的な視点からの豊かさについての話でした。

今回はいわゆるお説教のような話じゃなかったので
いつもより興味津々なご様子の方が多かったですし
中にはものすごくうなずいてくださる方がおられました。

たとえ一人でもうなずいてくださるとありがたいし
他にもいろんなリアクションをしていただけると
話し手としては調子が出てきて乗っていけるんですね。

いや〜今回は皆さまの反応に心から感謝しています。
また次も良い反応がいただけるよう精進していきます♪