心が定まったときで構わない
2025年9月17日(水)
いつまでに納骨をしないといけないのか、とか
どのくらいお骨を置いていてもいいのか、など
納骨のタイミングを尋ねられることがあります。
早く納骨しないといけないと思っているのか
手元にまだ置いておきたいと思っているのか
どういう想いで尋ねているのかを推し量っていて。
早く納骨しないと…と思っている方の場合は
お墓が元々あるなら四十九日のタイミングで
納骨される方が多いですねと答えていますが。
お骨を納めるお墓を持っていない方の場合は
お墓を探すところから始めて、どこにあるどんな
お墓に納骨するのがいいか決めないといけないし。
必ず四十九日に納骨しないといけないという
わけではないので、関係する人としっかり相談して
落ち着いてお墓を決めてからでいいですと答えています。
まだ納骨したくないとか手元から手放したくない
というお気持ちでいらっしゃるような場合には
気持ちが固まるまで置いていて構わないと答えています。
中には早く納骨しないと成仏できないんですか?
ということを気にされる方もいらっしゃいますが
そんなことないので気にしなくていいと伝えています。
とあるお檀家さまにも「納骨しようと思うまで
ご自宅に置いていていいですよ」とお伝えしていたら
「和尚さん、納骨をお願いします」と頼まれました。
三年半ほどご自宅の仏間に遺骨を置いていたのに
法事でも何でもないタイミングでのご依頼なので
「どうして今だったのですか」とお尋ねしたら。
「別に特に理由はないけど、そろそろ納めるかなぁ
と思ったので納骨することにしました」ということで
今のタイミングがちょうど良いタイミングだったんですね。
これまでは自宅で手元に置いておきたかったのに
納骨を終えた後は気持ちが軽くなったそうです。
納骨のタイミングって人それぞれ違っていいと思います。