ダイアログカフェ #12 〜世界まるみえ〜
2025年9月11日(木)
オンラインのダイアログカフェ第12夜の話です。
前回は5月の第11夜でして、隔月の開催ですが
7月はお休みだったので久々の開催となりました。
某番組のオマージュというわけではないですが
今回は「世界まるみえ」というテーマで2つの問いを
参加くださった皆さんと一緒に語り合いました。
初めての方もいらしたし、お久しぶりの方も
足繁くリピートして参加くださる方もいらして
新鮮な感じもありながらチェックインで開始しました。
今回は問いに設定した文章がけっこう長めでして
1つめは、隣の家の玄関先に大きな信楽焼のタヌキが
置かれてブラブラがまるみえになっているため。
「子どもも通るのに…どうなの?」といった声が
ご近所から出てきて「撤去してほしい」という
要望があるのに知らんぷりな状況になっていて。
ご近所から「隣人のあなたからも言ってよ!」と
お願いされたけれど、あなたはどうしますか?
というもので、皆さんちょっと悩んでいましたね。
予想外にいろんな反応があって、ご近所に頼まれても
無視するとか、どこが悪いのか説明を求めるとか
持ち主に置いた理由を尋ねるとか、皆さん面白いです。
実はこの問いの1つめは次の問いの伏線になっていて
問いの2つめは、最近「公共の場の裸婦像」を撤去や
移設する動きが高松や静岡や広島で報じられていて。
「あなたの身近な公園でも急に裸婦像が撤去されたのは
どうも「教育上よくない」というクレームがきたから
ということについて、あなたはどう思いますか?」です。
もちろん問いの1つめで自分が考えて発言した内容に
引っ張られなくても構わないという説明をしましたが
「撤去しないといけない?」と感じる方が多かったです。
お役所やもっと上の為政者に何かしらの思惑が
あるのではないかというドキッとする指摘もありましたが
私個人としてはホッとする部分があると答えました。
とはいえランドマーク的な存在になっている場合は
見慣れた景色が変わってしまうロス感もある気がするので
私自身のなかで相反する考えがあったりしますけど。
全体的に皆さん十人十色の反応や感じ方があって
人それぞれ違う考え方をすることに触れられたので
対話するということの大切さを改めて感じました。
また、いま何でもすぐAIに答えを求めがちですが
世の中がAIに流されすぎることは危険なのでは…
ということも今回の対話での大き気づきでした。
次は11月に開催するので一緒に対話しましょう!