9月だけど一周忌と初盆を頼まれて
2025年9月3日(水)
ホームページでお寺を見つけて葬儀社さん経由で
お葬式を頼まれてお勤めした方が、その後については
ご依頼がなくてご縁がないのかなぁと思っていたら。
昨日「急ですが一周忌と初盆を頼めますか」と
電話がかかってきたのでご命日を確認したら
今日だったので午前中にお宅に伺ってきました。
9月に入ったのでお盆の時期は過ぎていますが
ご当家さまがこのタイミングでご希望されて
いるので、頼まれるままにお勤めするつもりでした。
マンションのエントランスで出迎えていただき
エントランス脇の来客用駐車場に車を停めてから
息子さんとお話しながらお宅へ向かいました。
エレベーターを降りて廊下を歩いているとき
「今日でちょうど一年になりますね」と話を振ると
「あっという間の一年だったです」という言葉に続けて。
「私自身、父が死んだんだってまだ信じられない
感じですし、母は時が止まってしまったみたいで
すっかり元気がなくなってしまって…」とおっしゃいました。
ご両親はものすごく夫婦仲がよかったらしく
お父さまが亡くなられたあと、お母さまは
すっかり気落ちして気力がなくなったようで。
元々足腰が弱っていたのにさらに出歩くことが
なくなってさらに足元がおぼつかない感じに
なったということで動くのも難儀そうでした。
一周忌と初盆をお勤めしたあとも息子さまは
いろいろと話を聞かしてくださったのですが
お母さまはほぼ何もお話になりませんでした。
お母さまはご主人が亡くなった一年前の今日から
時が止まったままになっていらっしゃるので
一周忌と初盆が今日のタイミングだったのでしょう。
いつか時が動きだすときがやってくるでしょうが
あまり遠くない先でありますようにと願いつつ
お母さまと息子さまにご挨拶して失礼してきました。