タイの日本人納骨堂の歴史と現状

2025年8月29日(金)


友人がタイで出家する儀式に参加したときに
現地に滞在している日本人の方もたくさん来ていて
軽食しながらお話をするご縁をいただきました。

タイにいる日本人のお坊さんという話になったとき
バンコクにある日本人納骨堂のお世話をしている方が
ちょうど少し前にタイの僧侶から還俗したと聞きました。

日本の仏教のお坊さんなのにタイの僧侶ってどうして?
と思ったのですが、今だったらまだ帰国前なので
連絡とれるから会えますよというので伺ってきました。

今から90年前に日本からバンコクへやって来た
7人の実業家が勤勉に実直に仕事に励んでいき
当時のタイ国王の信頼を少しずつ得ていったらしく。

国王にお墓を構えたいと言うとタイはお墓という
習慣がないから納骨堂だったら良いという話になり
日本人の納骨堂をお寺として建立したのが起源で。

タイで亡くなった日本人の遺骨が納められていて
日本人の方が時どきお参りに来られるそうでして
中には日本からタイに来た三世の方もいるそうです。

とはいえ日本のお寺のようにお葬式や先祖供養を
頼まれることはないからどうやってこの納骨堂を
お守りしながら生活されているのかを伺ったところ。

日本人の僧侶だけど納骨堂のあるバンコクのお寺で
タイ仏教で改めて出家してお寺の僧侶の仲間に入り
朝の時間に他の僧侶と一緒に托鉢に出ていたそうで。

タイの人たちが鉢に入れてくださる飲食物のおかげで
食べることができるので、日本の仏教のお坊さんだけど
タイ仏教の僧侶として納骨堂のお守りをしていたそうです。

このたび日本に帰国することを決めたといことで
タイ仏教の僧侶として僧院の中で生活しなくなるから
タイ仏教の僧侶としては還俗したことになっているようで。

帰国までは僧院を出てバンコクのホテルに滞在しているけど
その方が日本に戻ったら次にこの日本人納骨堂をお守りする人が
いなくなってしまうというのでギリギリでお参りできたんですね。

たまたまこの日本人納骨堂とお坊さんの話を教えてもらって
連絡もとっていただいたおかげで中に入ってお参りできて
いろんなお話も詳しく教えていただけたのは幸いでした。