ジム・トンプソンの家とタイ伝統建築
2025年8月28日(木)
友人がタイで出家する儀式に参加するという
弾丸タイ訪問でしたが、タイのお寺以外にも
タイの伝統文化に触れる建物を見てきました。
ジム・トンプソンといえばタイのシルク産業を
復興させ世界的に広めたアメリカ人実業家ですが
彼の住んでいた家が博物館として公開されています。
ジム・トンプソンの家は、バンコク市街地の
繁華街からほど近い川沿いの閑静な庭園のなかに
タイの伝統様式の木造住宅を移築して建てられています。
すべて上質なチーク材で釘を使わずに造られていて
屋根が急勾配で高床式になっていた6棟の家を
彼が自分でデザインして組み合わせた建物です。
彼は第二次世界大戦後に軍隊を退役してタイに
移住しましたが、元は建築家なので彼がデザインした
スケッチや図面も博物館に展示してありました。
基本的にはタイの伝統住宅をそのまま残しながら
一棟ずつダイニングやリビングや執務室や寝室など
使い勝手が良いようにリニューアルしてあります。
彼が生涯をかけて蒐集したタイやカンボジアの
仏像をはじめ陶磁器や絵画など東南アジアの美術品が
生活空間のなかにたくさん展示してありました。
博物館の中を案内してくれるガイドツアーがあって
日本語ができるガイドさんもいるというので
エピソードを交えた説明をしていただきました。
以前は館内すべて撮影禁止だったそうですが
コロナ禍が明けてから動画や配信でなければ
自由に撮影しても良いということになっています。
ジム・トンプソンの家を取り囲んでいる緑豊かな
庭園は熱帯植物が生い茂っていて池や石畳などの
彼による庭園デザインも楽しむことができます。
タイでお寺をたくさん巡りすぎたというときは
博物館でもあるジム・トンプソンの家を訪問して
ギフトショップを眺めるのもオススメです♪