坊主café 250822 親の介護
2025年8月22日(金)
今日の午前中はお寺の本堂で坊主caféでした。
今月もたくさんの参加申し込みをいただいたので
席を五角形に広げて囲んで座っての開催にしました。
10月4日(土)に広島市佛教会が主催して開催する
介護者カフェのチラシを机に置いていたからか
親の介護についての話がいろいろとありました。
一緒に暮らしていて少しずつ老いを重ねる姿を
見続けていくなかで親と衝突して怒りが湧く一方で
ふとしたときの独り言に寂しさを感じるとか。
両親が二人暮らしを続けてきているけど状況的に
自宅で暮らすのがさすがに難しくなってきたので
二人とも一緒に施設に入ってもらうことにしたとか。
近くに両親が二人で暮らしているけどワガママな父が
思い通りにいかないことに腹を立てがちで衝突するし
母は会えば同じ愚痴を聞かされるのがしんどいとか。
そうした話を聞かせてもらうと今は自分に関係なくても
将来的にいつかやってくることになると思われるので
知っておくと心の準備ができそうという人もあれば。
既に親を見送っているので介護は終わっているけど
似たような経験を自分もしてきたので当時のことを
今回この場で改めて話ができて良かったという人もあって。
思い通りにならないことに苦悩したりモヤモヤしたり
というのが自分だけじゃないし人が話を聞いてくれて
否定せずに受けとめてくれるというのがいいんですよね。
このごろ悩みごとを相談する相手としてAIを利用する人が
増えてきているというのは誰か身近な人相手に相談しても
「そうなんだ」と受けとめてもらえないことが多いのでしょう。
一番欲しいのは自分の気持ちをわかってもらうことなのに
「そんなのは甘えだ」とか「もっと○○したら」とか
求めていない言葉が返ってくると「そうじゃない!」となるので。
相談をされた側は、話をしてくれた相手に何か力に
なってあげないといけないという思いが強すぎて
何か言わないといけないと思いがちなのもあるでしょうね。
次回は9月19日(金)10:30から坊主caféを開きます。
お悩みに限らず日々のささいな出来事でもOKです。
お茶しながらステキなひと時をご一緒しましょう♪