モダンなお仏壇のある暮らし方

2025年8月12日(火)


お盆にご先祖さまをお迎えするための道しるべ
というか目印となるように明かりを灯すための
盆提灯をお仏壇の脇にお供えする習慣があります。

お檀家さまのお宅でよく見るのは、昔ながらの
和室の大きな仏壇の両側に、木製の三本足の上に
絵が描かれている提灯が載っているものですが。

あるお宅ではリビングの一角に木製の棚が置かれていて
その上に載っているスッキリデザインのお仏壇の脇に
円筒形の小さくてモダンな盆提灯が置いてありました。

近ごろは家に和室も畳のある部屋もないというのが
主流になってきているのでお仏壇がリビング周りに
置かれているというお宅のほうが多いように思います。

広いお宅だと背の高いモダンなお仏壇が安置されている
こともありますが、小ぢんまりとしたお宅の場合は
コンパクトなお仏壇が安置されていることも多く。

お仏壇のデザイン自体もスッキリしたものが多く
ダイニングテーブルと同程度の高さに置いてあって
日常的に目に入る置かれ方が案外多いように思います。

今回のお宅ではリビングダイニングの片隅に
お仏壇が置かれていて、日頃からお仏壇のお世話を
よくされているのだろうという印象を受けました。

お仏壇の脇にあるコンパクトな盆提灯の前には
何かの空き容器のようなガラスコップがあって
洋花っぽい感じのお花と緑が活けてありました。

家のつくりは時代とともに移り変わっていきますが
お仏壇という存在が日常生活のなかに溶け込んでいる
暮らし方をされているというのはありがたいですね。