お墓の写真でお参りした気分になる
2025年7月19日(土)
お仏壇のなかに故人の写真を置いているお宅は
けっこういらっしゃるのですが、ここのお宅では
実家の近くにあるお墓の写真が置いてあります。
毎年ご自宅に祥月命日のおつとめに伺うたび
お仏壇の中に置いてあるお墓の写真を見ていたけど
今回なぜかお墓の写真に目が留まったんですね。
そういえば故人の写真はお仏壇の中にもないし
周りにも置いておられないのにお墓の写真があるのは
何か意図があってのことなのか、どうなんだろう?と。
ほんの短い時間でしたが、一瞬にして頭の中を
そんな想いが巡ったときに、ふと思いました。
「なんだかお墓にもお参りしているみたいだ」と。
お墓の場所が遠くてお参りに行くのが難しくても
お仏壇のご本尊さまの下にこうしてお墓の写真もあると
気持ち的にはお墓参りもしている気分になれる気がしました。
おつとめが終わってからご主人に尋ねてみました。
「お墓の写真をお仏壇の中に置いてあるのはどうしてですか」と。
お返事は「そうですねぇ、そんな深い理由はないですよ」でした。
「こうしてお墓の写真があると、お仏壇に手を合わせたら
お墓参りもしているように感じますね」と申しあげたら
「まぁそんなところですね」というお返事でした。
風景写真や風景映像を見るとその場所を訪れたような
気分になることがあるように、お墓の写真を目にすると
お墓にお参りしているような気持ちになったんですね。
これまでのお参りのときは特に意識していなかったけど
なぜか今回のお参りではそんな気持ちになりました。
遠くてお墓参りが難しい方はよかったら試してみてください。