一年に一度だけの特別なひと時
2025年6月12日(木)
一年に一度だけの古式写経会を執り行いました。
平成元年に始めて以来コロナ禍中の2年を除き
毎年続けていて今年で33回目となりました。
当初は先代住職が立ち上げたのでお手伝いを
お願いする和尚さま方は私より上の世代でしたが
平成22年に私が先代から受け継ぐことになって。
お手伝いしていただく和尚さま方の顔ぶれを
私と同い年や年下の方にガラッと入れ替えて
開催するようになって今回で14回目でした。
当時に比べて住職を継承された方も増えて
皆さんお忙しいのでなるべく早めに日にちを
伝えてお手伝いいただくようお願いしていますが。
いつもお声掛けしている和尚さま方のなかに
今年は予定が合わないという方が多かったので
新たに若い和尚さまにご法助をお願いしました。
普段は唱えることがないお経がいろいろあるし
馴染みがないお作法や動き方もあることから
事前に式次第とお経をお伝えしておきましたが。
パッと見て読んだだけではわからないことが
どうしてもあるのでお昼前に集合いただいて
一度通しでやるリハーサルを念入りにやりました。
毎年お手伝いくださっている和尚さま方も
一年に一度しか触れることがない式次第だし
久々にやると動きの確認が必要なことがあって。
例年より新鮮な雰囲気で通し稽古をしてから
今回ご参加くださる皆さまを書院にお迎えして
諸注意を説明してから本堂にお入りいただきました。
途中の休憩時間を少し長めにしたので例年よりも
終わる時間が遅くなりましたがお帰りになるときは
皆さんスッキリしたお顔でにこやかになっていました。
また来年も6月にこの古式写経会を開催します。
一人でも多くの方にこの特別な非日常の雰囲気を
体験していただきたくご参加をお待ちしています♪