デスカフェでSOSを語る
2025年6月11日(水)
昨夜はオンラインで開催するデスカフェでした。
今回のテーマは「SOS」でしてご参加の皆さんと
二つの問いについてあれこれと対話をしました。
最初の問いは病院から突然電話がかかってきて
友人が病院で危篤状態になっているということで
あなたの連絡先があったときどうするか、です。
ちなみにその友人は独り暮らしをする独り身で
病院には救急搬送されたけどご家族がいないため
連絡先がわかったあなたに連絡したという設定です。
そんなこと急に言われても困ってしまうというのが
皆さんの率直な反応でしたがもしそのまま放置して
あとになって後悔したくないという意見もあれば。
病院までの距離にもよるけど急いで行けるようなら
ひとまず急いで向かったとしても病院に着いても
自分に何ができるだろうか…という意見もありました。
病院で入院したり手術をしたりすることになれば
キーパーソンが誰かということや家族や保証人が
どうなるかということなどが実際にはあるようですが。
独り身で独り暮らしの人が将来的に増えていったら
今回の問いが現実化したときに自分はどうするか
というのはケースバイケースですが悩ましいですね。
二つめの問いは一つめの問いで緊急連絡先について
いろいろ考えて語り合ったことを踏まえたうえで
自分自身について何を思いどう考えるか、です。
免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書は
持ち歩いているけど電話番号は書いていないというのが
一般的には多そうで自分もそうだという人もあれば。
財布のなかに名刺が入っているという人もあれば
3人ほど優先順位をつけた連絡先を書いたメモを
持っていて本人にも了承をとっている人もいました。
ちょっとした用事でカバンを持たず財布も免許証も
持たないままiPhoneだけ持って出かけることだって
ないわけではないからそんな時は困りそうですね。
でも私はiPhoneの連絡先に緊急連絡先を登録して
いるからもし何かあったときはiPhoneの機能で
緊急連絡先に通知が届くような設定はしています。
とはいえ緊急連絡先でいろいろメモを書いたものを
財布とかカバンに入れていてもし無くしたときに
個人情報が漏れてしまうのが心配といえば心配です。
ふと思いついたのは運転免許証の裏側に臓器提供など
自分の意志を記入したら上からシールを貼り付けて
普段は見えないようにする仕組みを活用できるなら。
免許証サイズで緊急連絡先について記入するカードを
つくって自分自身と緊急連作先の人についての情報を
書き入れて普段はシールで隠すというのはアリですね。
どうやったら作ることができるのかわかりませんが
お寺でそうした緊急連絡先カードの仕組みをつくって
皆さんに配って持ち歩いてもらうといいかも知れません。
今回は直接的な死にまつわる話ではなかったですが
死に臨む状況に備えることはけっこうあるなと思いました。
次は8月の予定ですので是非ご一緒してみませんか♪