平和大通りの樹木の伐採と植林
2025年6月9日(月)
広島を含む中国地方も梅雨入りしたようです。
朝から雨が降ったり止んだりする空模様で
外に出歩いているとジトッと汗ばんできます。
平和大通りを西向きに歩いて出かけたときに
お寺の前の緑地帯に大きなクスノキが植えられて
養生して仮囲いされているのを見つけました。
ベニバナトチノキが立ち枯れてしまったあと
植え替えられているのを見たことがありますが
それほど大きな木じゃないので気になりません。
ところが今回のクスノキは背丈が10Mを超える
大きなクスノキだったのでどうやって運んできて
植えつけたんだろうと思うくらいの巨木でした。
水源を守る森林保護活動のボランティアとして
広島市を流れる太田川の水源地にある公園で
落葉樹を植林するお手伝いをしたことがあって。
地面を掘ってポットに入った苗木を植えたり
数人がかりで穴を掘って2〜3M程度の木を
汗水流して植えたりするのは一苦労でした。
これだけの大きなクスノキなので大型トラックで
運ばれてきてユンボで穴を掘ったところに
クレーンで吊り下げながら植えたのでしょう。
2年前と去年と平和大通りの緑地帯に植わっている
大きな木が突然倒れるという事態が起きて
平和大通りを通る車に被害が出たこともあって。
そのため樹木医さんがすべての樹木を調査したら
空洞があるなど回復の見込みがない木が50本あり
順次伐採されて平和大通りの木が減ったんですね。
原爆投下から75年は草木が生えないと言われて
世界中から贈られた多種多様な木々が植えられて
大きく育ったのでしょうが寿命を迎えているのでしょう。
子どものころから馴染みのある木が切られてしまい
歯抜け状態になった風景には寂しさを感じていましたが
古い木を伐採する一方で植林もしてくれるようです。
今回の背の高いクスノキのような樹木が植えられて
未来に緑を残してくれると思うとホッとしますね。
30年、50年、70年先はどんな景色になるのでしょうね。