暑くて日に焼けた納骨のご縁から
2025年5月22日(木)
先日お宅でのご法事のときお仏壇の開眼もして
車でお宅の近くにある墓園に移動してお墓の
開眼と納骨をお勤めをしてきたときの話です。
予定時刻よりも少し早く墓園に着いたので
先に納骨を済ませたのですがお焼香の道具を
別の納骨をされる方が終わるのを待つことがあって。
雲一つない快晴のもと日陰のないお墓の前で
肌に突き刺さるような強い陽射しに照らされて
衣姿は暑かったですし顔や頭が日焼けしました。
別の納骨が済んでお焼香の道具が届いたところで
お墓の開眼と納骨のお勤めを終えたあと墓園の方に
「よかったらお茶でもどうぞ」と声を掛けられて。
お言葉に甘えてお茶をよばれようと管理事務所の
待ち合いスペースに入ったら隣に小上がりがあって
こぢんまりとした畳の間が仏間になっていました。
管理をされている方によるとここでご法事をしてから
そのまま納骨することができるようにするために
各宗派のご本尊と両脇のお軸が用意してあるそうです。
先ほどお焼香が終わるのを待っていた納骨のお勤めは
この仏間でご法事をされたので浄土真宗本願寺派の
ご本尊とお祖師さまがそのままお祀りされていました。
広島近郊は安芸門徒が圧倒的に多い土地柄なので
お厨子の後ろの金飾りも安芸門徒の金仏壇と同じ
色味の金飾り仕様に仕立ててあるということです。
仏壇屋さんに行くと浄土真宗本願寺派の門徒さん向けの
金仏壇が一番種類豊富に用意して並べられていますが
金飾りの色に宗派の違いがあるというは初めて聞きました。
一番丁寧なのは漆塗りの上に金箔を張り付ける仕上げで
金粉で仕上げるとさらにお値段が上がることもありますが
この頃は見た目の違いがわかりにくい代用品がいろいろあって。
金粉や金箔で色味に違いが出ることがないわけはないけど
混ぜ物の種類や量による違いによるというのは分かりますが
金の色味の違いを宗派指定することってあるんですかね?
お焼香の道具を待って暑かったし日に焼けてしまいましたが
お茶をいただくことになって小さな仏間を拝ませていただき
興味深いお話を伺うことになったありがたいご縁でした。