PERFECT DAYS と 日日是好日

2025年2月25日(火)


いま作っている講演録に収める講習の一つで
講師の先生が話題で触れた映画を映画館では
見逃してしまっていたので配信サイトで観ました。

役所広司さん主演の『PERFECT DAYS』です。
公開当時に東京の公衆トイレがいろいろあって
デザイン的にもスゴいという話題だったですが。

今回はもしこの映画を日本語に訳した題名を
つけるとしたら『日日是好日』でしょうねと
お話のなかで聞いて「ふ〜ん」としか思えなくて。

講演録を編集していると文字化した文章でも
PERFECT DAYS は日日是好日であろうという
話が出てきたのを読んでやはり観たくなりました。

配信サイトとはいえ映画を全部通して観るのは
なかなか難しくて細切れでもいいからと思って
スキマ映画というか何回にも分けて観ました。

たしかにもし映画にあえて邦題をつけるとしたら
やはり日日是好日というのが一番っぽいのですが
どこか微妙にしっくりこない感じが拭えなくて。

というのも主人公のトイレ清掃員の平山さんは
ほとんど言葉を発することがない描かれ方なので
実際は何をどう思っているのかはわかりません。

なんとなく淡々と過ぎゆく繰り返される日常が
それはそれで愛おしいというか良いというか
そんな感じだろうというのは推測でしかなくて。

トイレ清掃員を選んでやっている理由については
特に何も出てこないのでよくわからないですし
映画なので美化され捨象されている気もします。

平山さんの内心はどうなんだろう…というのは
推測するしかないですが映画としての演出が
現実とは乖離しているような印象も拭えないんです。

となると日日是好日というのが相応しいかというと
映画をどう受けとめてどう味わうかというのが
違ってくると邦題も変わってくるでしょうから。

講師先生のお話がもし映画を観た後だったとしたら
日日是好日というのが本当は違うのではなかろうか
ということを講師先生に尋ねてみたかったですね。

あ〜もっと早く観ておけばよかったなぁ…っていう
後悔の念が湧いたのが映画を観ての正直な感想でした。
やっぱり映画は映画館で公開中に観るのが一番ですね♪

ちなみにホームページがWORDPRESSのエラーで
いま表示できなくなっていますのでご了承ください。
<3月13日(木)午後に復旧しました>