何歳でも日々続けることの大切さ

2025年2月11日(火)

250211
前に日々のお勤めを録音してほしいと頼まれて
お寺で個別のご廻向も入れて録音した音源を
CDに入れてお檀家さまに差しあげていました。

お盆のあとに送ったので半年が過ぎましたが
祥月命日のお勤めを頼まれたのでお宅に伺って
お勤めを始めたら後ろから声が聞こえてきました。

馴れていないたどたどしい感じだったのですが
後ろからお経の声が聞こえてくるのが嬉しくて
なるべく一緒に唱えられるようにお勤めしました。

毎日お仏壇の脇に置いているCDデッキから
私が録音したお経のCDの声を流しながら
お経本を目で追ってお勤めをしているそうです。

80歳を過ぎてからお経を真似しはじめたので
お経の文言を読んで追うだけでも大変らしくて
最初は全くついて読むことができなかったけど。

ちょっとずつ馴れて少しずつ読めるようになって
いまでは木魚で読経しているところのほかは
どうにかついていけるようになったということです。

私は記憶に残っていないくらい幼いころから
お勤めのときに一緒に座らされていたので
特に習わなくても自然と耳で覚えた口ですが。

大人になってから覚えようと思って始めると
耳から入ってきた音で覚えていくというより
目で読んだ文字を読み慣れる方が大きいでしょう。

ゼロから始めてたどたどしくでも一緒に読める
くらいにまで少しずつ馴れてこられていたのが
なんか嬉しくてとてもありがたく感じました。

何歳になっても始めるのは遅くないというのは
頭でわかっていますが実際にそのお姿に接して
すごいなぁと感心するとともに感動しました♪