ヨイ出しを伝えそびれて悔やまれて
2025年1月14日(火)
「ちょっと聴いてもらえますか」と伺ったお話です。
娘さんとお孫さんと一緒にお住まいのお祖母さんで
お孫さんはいま学校に通うことができていないそうです。
イジメがあって行きたくないというのではなく
摂食障害のようなところがあるということで
学校でお昼ご飯の時間を過ごしたくないらしく。
ということで家にいる時間がどうしても増えるけど
家にいたらいたでゲームをしている時間も増えて
それが目についてつい小言を言ってしまう、とか。
母である娘さんは「学校には行けるときに行けばいい」
と言っているから「6時間目だけ行く」とお孫さんが言うと
「行くなら5時間目から行けば」と言ってしまう、とか。
母である娘さんは日中はお仕事に出かけているので
お孫さんが学校に行かずに家で過ごしているときは
お祖母さんがお世話をされることになっているため。
孫はやさしくていい子なんだけど頼りないというか
気合いが足りないだけのように思ってしまうので
あれこれ気になって口出ししてしまうのだそうです。
というのもご自身はずっと頑張って生きてきたから
お孫さんにも頑張って困難を乗り越えてほしいようで
「どうしたら孫は頑張れますかねぇ」とこぼされました。
お孫さんにどうあってもらいたいと思っておられるか
お祖母さまに伺ったら学校に行けないままだったら
周りの子たちから遅れるのが心配なのだそうです。
お孫さんは自分自身のことをどう思っておられますか
と尋ねたら本人は自分なりに頑張っているんだよって
言ってあれこれ口出しされるのを嫌がるそうです。
思いきって「お孫さんの粗探しばかりしてません?」
と尋ねたらお祖母さんはハッとした顔になって
「今まで気づかなかったけどそうですね!」と。
「ついダメ出しばかりしてしまうのを止めます」
とおっしゃったので「お孫さんの良いと思ったところを
探すようにして見つけてあげてくださいね」と伝えました。
お別れしたあとで思い出したのが「ヨイ出し」です。
ティーチャーティーチャーの配信で聴いた話ですが
お祖母さんにお伝えできなかったのが悔やまれます。
お孫さんの良いところをなるべく探すようにして
「○○する力があるね」と褒めてあげてくださいねと
お伝えできたら…と悔やまれるのでここに書いておきます。