多文化共生のまちづくりに触れて
2024年12月4日(水)
いつもは京都で行われる会議が大阪開催となり
動物園前で地下鉄を降りて会場に向かう道すがら
新世界を抜けて通天閣の下を通って向かいました。
会議では基本的には物申すことはないのですが
世の中の情勢が変わってきていることを踏まえて
内容を再検討すべきではと感じることがありました。
といっても会議の席では大先輩の皆々さまが
大多数なので若造が意見を具申したところで
大きな河に小石を放り込むくらいの波紋でしたね。
その会議が終わったあと助成金を出している団体の
活動の様子を見学させてもらえるということで
NPO法人クロスベイスさんを訪ねてきました。
生野区で多文化共生まちづくりの拠点として
御幸森小学校跡地に作られたいくのパークの中で
外国にルーツがある人々の支縁活動をされていて。
地域まちづくりを念頭に立ち上げたきっかけから
主に子どもたちへの居場所づくりや学習支援とか
体験活動などの報告を聞かせていただきました。
お話を聴いていると臨床仏教師の現場実習の
実習先に選ばれていてもよさそうな活動でして
こうした取り組みは大切だなぁと感じました。
外国にルーツがあって日本語が第二外国語の人に
日本語を身につける公的支援を増やすべきだけど
現状は放置状態という指摘にはハッとしました。
外国にルーツがある人は今後の日本社会のなかで
どんどん増えていくことになるでしょうから
今回伺った話には貴重な示唆がいっぱいありました。
おかげで学びや気づきなど実りの多い見学でした。