7年がかりで辿り着いた合格

2024年11月16日(土)

241116
2017年10月に臨床仏教師養成プログラムが
4期目にして初めて京都で開催されるということで
関西第1期の公開講座に申し込んだのが7年前でした。

隔週で開催される全10回1時間半の座学コースを
111名が受けていて課題を提出した受講者は
書類審査を経て次のワークショップ過程に進めます。

半年後に始まったワークショップのコースは
4時間の全10回で受講生は45人に減っていて
さらに次に進むには筆記と実技の考査がありました。

20人弱が受けた考査は残念ながら不合格でした。
実技評価はまだ課題が残っているということで
2年後に関西第2期のタイミングで再受験しました。

幸い二度目の考査に合格して実践研修の過程に
入れることになったのですがコロナ禍だったので
実際には昨年の秋から現場実習が始まりました。

本来は半年のところアフターコロナということで
長めの8ヶ月に及ぶ実習を終えて課題を出して
先月下旬に最後のスーパービジョンを受けました。

もうやれるだけのことは精一杯にやったから
合否どちらでも受け入れるだけという気持ちで
待っていたら合格のお知らせが本日届きました。

最初のきっかけは同窓会での同級生の一言でした。
「もう治療はいいという患者に医者は何もできないけど
そこから先はお前たち坊さんの役目じゃないか?」

その言葉がしばらく胸に刺さったままでしたが
どうしてもそのままにしておけなくて探した道が
臨床仏教師と臨床宗教師とどちらにするかでした。

臨床仏教師への門をくぐっても最後まで辿り着けるのは
年に数名しかいない険しく難儀な道が待っていると
わかっていましたが敢えて困難な道を選びました。

7年がかりでついに臨床仏教師に認証されました。
と言ってもやっとスタート地点に立っただけですが
難儀な道を越えることができたのは嬉しいですね。

これまでお力添えをいただいたりお世話になった
皆さまには心の底から深く深く感謝しています。
引き続き今後もどうぞよろしくお願いいたします。