先輩の後ろ姿に刺激を受ける

2024年11月1日(金)

241101
いつもお世話になっているご住職さまのお寺で
浄土宗の大切な行事の五重相伝が開筵されると
いうことでお見舞いにおじゃましてきました。

地域によっては頻繁に行われているのですが
お寺の住職を拝命したらせめて在任中に一度は
開筵するのが望ましいとよく言われています。

私のお寺では先代が先々代の25回忌追善で
20年前に開いてからご無沙汰になっていて
いつか私もやらないと…とは思っています。

前回はお寺に戻って数年しか経っていなくて
他所の五重相伝をお手伝いさせていただいたことが
一度あるくらいで何もわからない中のことでした。

先代が準備することもたくさんありましたが
私が担わねばならなかった役目もいろいろあって
よくわかっていないなりに準備したものでした。

今回お見舞いに伺った五重相伝の準備のとき
前に私が作った準備資料を参考にされたらしく
「あの時はよくやったね」と労ってくださいました。

ちょうどご住職さまが少しお手すきだったので
この五重相伝に向けてご準備された苦労話を
ありがたいことに詳しく聞かせてくださいました。

ご住職さまは私と同じく建築設計士でもあるので
お寺の図面を描いて諸々の配置を書かれていたり
受ける方に配る冊子をご自分で作っていらしたり。

20年前が思い出されて懐かしく回想しながら
お話を伺っていたら五重相伝を開筵されているのが
うらやましくなってきて私もやってみたくなりました。

何しろ今回のご住職さまは超ご多忙にも関わらず
コロナ禍も含めて諸々の困難なことを乗り越えて
実現されたのを拝見して大いに刺激をいただきました。

でも今まで通りを踏襲するだけでなく今らしい
やり方ができるんじゃないかと思うこともあって
今までは積極的にやりたいと思っていませんでした。

まだいつとは具体的に思い描けるわけではないですが
私も自分が住職を拝命している間にせめて1回は
開筵しなければと思わされたお見舞いとなりました。