無縁遺体となってしまわないように

2024年10月26日(土)

241026
朝の報道番組で無縁遺体を特集していました。
遺族がいないとかいても引き取られないなど
様々な理由で引き取り手がいない遺体だそうです。

孤独死されて身元がわからない行旅死亡人とか
身元がわかっても遺族や親族がどこにいるのか
わからないとか引き取り手がないとかあるようで。

無縁のご遺体は亡くなられた場所の市区町村が
火葬して埋葬するように法律で定められていて
お檀家さんでもそうなっていたことがありました。

そのときは特殊な例だろうと思っていましたが
来年には団塊世代が後期高齢者になっていくので
無縁遺体が増えて自治体が困ると予測していました。

これまでは対岸の火事のような気でいましたが
認識を改めないといけないとハッとしました。
でも無縁遺体って呼ぶのはなんか寂しいですね。

遺族や親族など身寄りを探しているご遺体や
身寄りがなくて葬儀を待つご遺体が納められた
無縁遺体を保存する施設が番組に映っていて。

有縁だと安置室にご遺体を寝かせていますが
番組の映像では無縁遺体を納めた棺が巨大な
冷蔵庫に収納されていたのが何とも切なくて。

少なくとも自分のお寺にご縁のある方には
無縁遺体とならないようにしたいと思いますが
何をどうしたら防ぐことができるかわかりません。

ご高齢かどうかに限らずお独り暮らしの方は
独りで亡くなられても少なくともお寺には
連絡が入るようにと思って寺報を送っています。

どなたかがお寺からの封筒を発見してくれて
身寄りを探すときお寺にも連絡くださったら
お寺で引き取ってお送りすることができるので。

でも今後はさらにもっと違う方法を考えて
お寺が引き受けることができて葬送もして
納骨もできるというアピールが必要でしょう。

何をどうするか手を考えないといけないし
檀信徒の皆さまにも伝えないといけないと
深く考えさせられた無縁遺体の特集でした。

今朝の番組は読売テレビのウェークアップで
Youtubeに放送された無縁遺体の特集について
アーカイブがありましたのでぜひ観てください。

こちらをクリックしたらYouTubeで観られます)
( https://www.youtube.com/watch?v=Hul1nqDLtlU
(もし削除された場合は観られなくなるかもしれません)