無理はしないで今できることをする

2024年10月11日(金)

241011
私がお寺に戻ってきた頃はお葬式のあと出棺して
火葬から戻ってこられたら骨上げのお勤めをして
そのとき初七日も取り越してお勤めしていました。

次の二七日から六七日までは大抵お宅へ伺って
七日ごとのお勤めをすることが割とありましたが
最近は七日参りに伺うことがめっきりないですね。

ごく稀にお寺に行くから本堂でお勤めしてほしいと
家ではなくお寺へお参りに来られる方もありまして
そうしてでも七日参りされるのはありがたいですね。

先ごろ母が亡くなりましたと早朝に電話があって
お寺で葬儀をさせてほしいと頼まれましたので
お母さんのご遺体をお寺にお迎えいたしました。

書院の阿弥陀さまの前にお連れしていただき
取り急ぎ枕経をお勤めしてから少し話を伺って
通夜葬儀の段取りを打ち合わせてもらいました。

天寿を全うされてご高齢でいらっしゃったので
少人数のご親族で控えめのお葬式にされて
お骨はご自宅に連れて戻ることにされました。

一人娘さまは県外にお住まいされているので
初七日はお葬式のときに取り越しされていたけど
七日ごとに自宅へ戻ってくるのは難しいということで。

母には申し訳ないけど四十九日まで飛ばしても
いいですかと尋ねられたので結構ですと答えました。
自宅と実家を毎週往復するのは大変でしょうからね。

私が伺って七日参りをするというのでなくても
娘さまができる場所でできるように手を合わせて
お念仏してくだされば構いませんと伝えました。

きっとお母さまは自分のことを想って娘さまが
お念仏してくださるのを喜んでくださるでしょう。
次は四十九日法要をお寺でお勤めする予定です。