複数の視点からメタ認知していく

2024年9月27日(金)

240927
昨日に続いて今日も浄土宗の講習会があって
朝のお勤めに続いて午前も午後も2コマずつ
90分の講義をお二人の講師にお願いしました。

午前は東京大学史料編纂所教授の本郷和人先生で
途中に一時間のお昼休みを挟んで午後からは
大正大学名誉教授の小嶋知善先生のお話でした。

本郷先生はメディアでもよくお見かけしますが
前にコテンラジオの音声配信の特別編を聴いて
一度ぜひ講義をしていただきたいと頼んだら。

ありがたいことに喜んで承りますとお返事くださり
法然上人は尊敬する方ですと嬉しいお言葉も賜り
どんなお話を拝聴できるかワクワクしていました。

昨日平雅行先生から拝聴した中世の捉え方は
平先生が歴史を教わってこられた先生方の
系譜に基づいた一つの歴史観であるということで。

本郷先生もご自身が歴史を教わってこられた
先生方の系譜に基づいた歴史観があるので
昨日とはまた違う中世の捉え方のお話でした。

どちらが正しいとか間違っているかというのは
私にはわかりませんしそもそも学者の数だけ
これが正しいという説があるものでしょう。

今回は法然上人がいらした中世の時代について
何を基準にした視点から眺めるのかの違いで
世界の捉え方が豊かになるように感じました。

午後の小嶋先生のご講義はこれまた法然上人について
作家の目を通してどう捉えたかというお話だったので
さらに違う味わい方をすることができました。

法然上人ご在世のころどんな世の中だったのか
立体的に捉えることができるご講義ばかりで
メタな視点が増えてありがたいことでした。

多くの皆さんからご参加とご協力をいただいて
無事に終えられたことに心から感謝しています。
ということで現場からの報告は以上です♪