僧侶のためのグリーフケア連続講座in広島-4
2024年9月10日(火)
僧侶のためのグリーフケア連続講座in広島の
第4回目がお寺の講堂と書院で開催されました。
テーマは「お寺×グリーフサポート2」でした。
東京のご自坊で2007年9月から3ヶ月に一度
存命寺グリーフケアのつどいを開催されている
酒井義一さんが特別講義のゲスト講師でした。
チェックインがいつもよりゆったりな雰囲気で
いまの自分の気持ちとこの夏にあったことについて
語っていくことで酒井さんに人となりを知ってもらい。
お寺でできるグリーフサポートを実体験するため
分かちあいについての概要を最初に聞いてから
書院に移動してグリーフケアのつどいになりました。
分かちあいの場とは遺族や喪失体験をした人たちが
自らが経験したことや感じていることについて
語ったり聴いたりする時間を持つ場のことです。
この場で大切なのは自分一人だけじゃないとか
ここなら体験や想いを受けとめてもらえるし
話を聴いてもらえると感じてもらえることです。
近い経験をした人たちや似た立場の人たち同士が
安心して自らのことを語って人の話を聴くことで
お互いに支え合い力を与えあうことになっていきます。
今回は受講生みんなが参加者として場に臨むことで
全4部構成のうち2部と3部と4部をやってもらって
緊張感に包まれながらも場の温もりを実体験しました。
今回の場が個人的には少しずつ重たく感じていきました。
しだいに話を聴くことがしんどく感じられていったのは
身体の調子と心の状態とが調っていなかったからでしょうね。
今までいろんな場を開いたり運営に携わったりしていますが
参加者として実体験した経験はこれまであまりなかったので
実際の場を模擬で体験することができたのはありがたかったです。
もちろん場のつくり方について学ぶことが多々ありましたが
自分のだるさやしんどさを体感できたのが最も貴重でした。
パスしたりその場を離れたりすることって大事なんですね。
何ごともその場でリアルに体験するというのは良いことですね。
ということで広島クラス第4講の現場報告は以上です♪