電話に出たくないという人たち

2024年9月3日(火)

240903
ここはオススメと聞いて行ったほぐし処で
ほぐしてもらっているときおしゃべりの中で
電話に出るのが怖い部下に困る方の話がありました。

昔は家の電話を家族で共有して使っていたけど
今では家族みんながスマホを持っているから
知らない人からの電話に出たことがない人がいて。

そういう世代の部下は電話に出るのが嫌らしく
知らない人の電話に出ても自分宛ではないから
それは私の仕事ではないと言ったりするそうです。

ほぐしてくれていた人も私も好奇心旺盛なので
何でもやってみたいと挑戦していくタイプですが
若い世代にはそうではないタイプも多いようで。

あれがしたいこれがしたいということもないし
趣味もないし興味もないし夢も持ったことないし
仕事が終わる時間になったらすぐ帰りたいらしく。

何かしても疲れるから寄り道せずに家に帰って
適当にスマホで時間をつぶして過ごすくらいで
なんとなく寝たら朝が来るという生活だそうです。

これまで何かに夢中になったこともなければ
好きな芸能人とか推しとかも特にないらしく
特別な刺激を求めたいとは全く思わない、と。

それはそれで一つの価値観なのだとは思いますし
仏教的にはお釈迦さまの頃の修行者たちのような
煩悩を手放した状態と言えなくもない気もします。

厳密には全く煩悩がないというわけではないですが
かといって無気力だとか無関心だとかと言うのも
自分の価値基準からの一方的な評価でしょうからね。

そう考えると私は好奇心がどこまでも突っ走るし
次から次へと興味が止まらないところがあるので
煩悩に振り回されっぱなしだとも言えるんですよね。

普段は自分が好奇心旺盛なのを良いと思っていますが
自分は煩悩に煩わされる欲深い人間だなぁというのを
不意に突きつけられたようにも感じたという出来事でした。