納骨堂に家族で入るか夫婦で入るか

2024年8月20日(火)

240820
納骨堂を見学して話が聞きたいということで
お盆が終わったのでお寺にお参りいただいて
案内して見ていただき納骨堂の説明をしました。

お参りになったのはご年輩のお父さまと娘さまで
先ごろ奥さまを亡くされてお墓をどうしようか
探しているけど納骨堂を希望されていました。

ご夫婦お二人で入ることができるものにするか
次の代にも継いで使うことができるものにするか
どちらにしたものかと迷っているのだそうです。

お父さまのご実家は浄土宗ではないことから
奥さまのお葬儀は葬儀社に紹介してもらった
お寺さまにおつとめしていただいたのですが。

そのお寺さまとお付き合いするつもりはなくて
墓所をどうするか優先でどこのお寺とご縁を
持つことになるのでも構わないということです。

いろいろご事情を聴かせていただいていると
実はお墓の土地だけは既に求めているようで
毎年の管理料を納め続けているとおっしゃいます。

でも今さらお墓を建てようと思っていなくて
自分もだけどゆくゆくは娘さまたちがお参り
しやすい納骨堂を探しているということでした。

というのもお盆の墓参りは屋外だと暑すぎるし
お花をお供えしてもすぐに傷んでしおれるし
草取りや掃除なども負担になるからということです。

どうやらお墓にお供えしたお花を自分で下げないと
いけない墓苑のようですがここは傷んだらお寺で下げるし
お盆が過ぎたら全ての花器を洗ってキレイにしています。

ただし別に菩提寺さまがあると困る旨を申しあげると
ここにお世話になるので構わないと思っているので
ぜひともここに受け入れてほしいとおっしゃいました。

ご要望は承ることができることをお伝えしたうえで
まずは他のご家族やご親戚にもお二人のお考えを
やんわり相談されることをおすすめしました。

また娘さまが引き継ぐことも検討されているので
先に娘さまのご家族やご親戚にもご事情を説明して
お二人のお考えをどう思うかお尋ねくださいと伝えました。

お寺やお墓の問題は急いては事をし損じるという通りで
焦らず急がず丁寧に状況のご説明をしたうえで
ご理解いただけるか先に相談するのがいいですからね。

奥さまのお骨についてはお墓のことが定まるまでは
手元で大切に手を合わせてご供養いただいていれば
急いで納めなくても構わない旨もお伝えしました。

説明がいらない場合はいつお寺の納骨堂に来て
ご家族ご親戚に見ていただいて構わないとも伝えました。
もしまたお目にかかれるご縁があるなら幸いです。