弟の手元にあるお骨の相談

2024年8月14日(水)

240814
お盆参りでお宅に伺うとお勤めが終わってから
ご挨拶してお話してそろそろ辞そうと思ったころ
「ちょっといいですか」と尋ねられることがあります。

前からお寺や仏事など気になることがあるけど
普段はほとんど住職に会うようなことがないから
せっかくの機会なので聞きたい気持ちはわかります。

お寺や自分と直にかかわりがある内容だったら
お勤めのあと単刀直入に切り出されがちですが
違うお悩み相談だと少し遠慮されるのでしょう。

今回は奥さまのご実家のご両親とお祖母さまの
お骨を弟さまが自宅に持ったままになっているけど
このままにできないけどどうしたらいいか、でした。

合同のお墓でいいからどこかに納めたいけれど
弟さんはずっと何もしないままになっているので
どこか納まるところを決めてほしいということです。

お祖父さまのとき京都の本山に持っていったら
別の墓所に案内されて納めてもらったことがある
というので詳しく聞かせてもらうと大谷本廟でした。

そこへ納めていただくには菩提寺からの書類も
必要になるということを聞いたことがあるので
それなら菩提寺さまにお話をする必要があります。

もう少しお話を伺ってみると大谷本廟でなくても
合同で納骨してもらえるお墓が菩提寺さまにあれば
それでも構わないなら直接尋ねるのでも良さそうです。

この質問をされた奥さまは3人姉弟の上の姉で
2番目が弟さんで3番目に妹さんがおられるので
その3人でどうするか話し合うほうが先でしょうけど。

など話していたら奥さまのお気持ちが一段落されたので
「すみません、次があるのでそろそろ失礼します」
と申しあげたら「そうですね、ごめんなさい」と。

予定が少々押してしまって次のお宅には遅れましたが
悩みを聞いてもらって相談に乗ってもらうことで
どうしたらいいか整理されたようでよかったです。

暑いなかわざわざアパートから通りまで出てくださり
何度も頭を下げながら笑顔で見送ってくださいました。