医師の集う場で臨床仏教を語る

2024年7月1日(月)

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高校母校出身でお医者さんコミュニティーの
同窓会が毎年6月に地元で開催されていて
総会に続いて卒業生の卓話が行われています。

なぜか代表幹事さんから卓話をしてほしいと
お願いをされたので私でお役に立てるのならと
その時はあまり深く考えずに引き受けました。

しばらくして講題をいただきたいと連絡があり
お医者さんの集まりでどんな話をしたものかと
思案して浮かんだのが「臨床仏教」でした。

2017年の秋から受け始めた臨床仏教師の
養成コースが1ヶ月前に現場実習も終わって
最後の考査と面談を残すだけになっています。

そもそもこの臨床仏教師を受けようと思ったのは
外科の医者をやっている高校の同級生から
同期会の席で言われた一言がきっかけでした。

「オレは医者として患者を治すことは出来るけど
もう治療はいいと言われたら何も出来なくなる。
そこから先は坊さんのお前の役目だと思うんだ」と。

患者に手術も積極的な治療もしないと言われたら
医者としては関わることがなくなってしまうけど
何もできなくなることが心苦しいと言われました。

医者にはできることがなくても坊さんだったら
そんなときに何かできるんじゃないのかと
問いかけられて探した道が臨床仏教師でした。

ということでずっと前に同級生から与えられた
宿題への答えが今回の「臨床仏教」の話でした。
残念ながらその同級生は出張で来られませんでしたけど。

でも別の同級生が話を聴きにきてくれていました。
たくさんの先生方が話を聴いてくださいました。
さらには現役大学生も参加してくれていました。

そして坊さんが臨床仏教ということを考えて
行動していることに関心を寄せてくださったり
共感してくださった方がいらしてありがたいことでした。

おかげで何かしら関わることが生まれてきそうです。
とても有難いご縁を賜ったことに感謝しています♪