心は複雑な気持ちが入り混じるもの

2024年6月26日(水)

240626
普通にお通夜が入るだけでも大変なのですが
滅多にないけどたまたま重なることがあって
どういうわけか3つも同じ日に頼まれました。

関東圏だと火葬場の予約が埋まっているので
訃報を受けてから3日から一週間くらいして
お通夜やお葬式となるのが一般的だそうですが。

広島だと火葬場がそれほど混み合わないため
死亡診断から24時間過ぎれば火葬できるので
朝の電話で同じ日の夜のお通夜は普通にあります。

最初のお宅から連絡があったときは私が受けて
次のお宅の連絡でも同じ時間の希望だったので
幸い師父に頼めたので希望どおり受けました。

さらにまた連絡があったとき重なっているので
お通夜を早くしてお葬式を遅くしてもいいなら
と伝えるとそれでもいいからと頼まれました。

ということで昨夜は2つのお通夜をつとめて
夜には師父のも含めて3組の位牌を用意して
今日は2つのお葬式をおつとめしてきました。

大切なご家族を送り出される場の雰囲気は
亡くなられた方の年齢や状況などによって
和やかなこともあれば沈痛なこともあります。

悲しいのにホッとしたり辛いのに笑ったり
相容れない気持ちが入り混じる自分を
つい責めてしまう方って案外多いですね。

ご遺族からいろいろお話を伺っているとき
そうしたことをポロッと漏らされたときは
自然な反応だから責めなくていいと伝えています。

今回の2つのお葬式は雰囲気が全く違いました。
でもどちらのご遺族も相容れない気持ちを
複雑に抱えてモヤモヤされておられました。

時にはこんな自分だと…と思うことがあってもいいし
そんな気持ちの瞬間があるのは自然なことですよ
ということを聞いて知っていると違うでしょうね。

どうしても心は常に移ろいゆくものですから。