臨床仏教師現場実習夜回り編-最終講義
2024年6月5日(水)
一昨日夜のひとさじの会の夜まわりに続いて
昨日夕方には光照院さまに現場実習生が集って
現場実習の最終講義とワークショップを受けました。
東京7期の実習生は昨年6月から一年間でしたが
私は10月に始まって8ヶ月間と短かったですが
5名の皆さんと一緒に実習できて有り難かったです。
最初に今後の活動のなかで活用する可能性がある
バルーンアートについてのワークショップがあり
被災地での応用事例を聴いて実際につくりました。
ポンプで風船に空気を入れて膨らませるのは
昨季からマツダスタジアムのジェット風船が
ポンプ利用なので馴染みがないわけではないです。
時間の余裕があるときにいろいろつくってみて
割れたり失敗したりしながら上達していくのが
一番の近道ということなので試していくのみですね。
続いて仏教と看護についての講義がありました。
その中でまなざしを感じるワークショップがあり
たった1分間でも感じる眼差しを体験しました。
向けるまなざしの温度と力を大切にしていくことは
現場だけでなく日常のあらゆる場面に関わるので
普段の自分がどう在るのかを問われたようでした。
講義のなかでも仏教の要諦をいろいろ伺ったので
改めて人と接して関わっていくという視点から
仏教の教えを自分なりに見つめ直そうと思いました。
また臨床仏教師という名称のなかに仏教という言葉が
入っている意味は確かにあったんだと気づかされ
仏教者として進む道を示していただいたようでした。
メチャクチャ濃厚であっという間の5時間が過ぎて
遅い時間になったけど夕食を皆さんとご一緒しながら
実習期間のふりかえりの時間を持つこともできました。
6人の実習生が一緒に現場実習を受けていたことは
今までなかったそうですがお仲間がいたおかげで
たくさんの気づきや学びがあったことは幸いでした。
これまで私は人と接したら解決型になりがちでしたが
ここでの現場実習を通して感情に耳を傾けていくことで
接することができるように変わることができました。
この変容は今後の人生に大きな意味をもたらすでしょう。
ひとさじの会で現場実習を受けさせていただいた中で
ご縁をいただいたすべての人に深く感謝しています。