現場実習とボランティアとの違い

2024年6月3日(月)

240603
臨床仏教師の現場実習は先月で終わりましたが
ひとさじの会が行っている上野の夜まわりに
雨が降るなか赤いポンチョを着て参加しました。

日中は青空が広がり晴れ渡っていたのですが
天気予報どおり日が暮れて強い雨が降りだし
今宵は時どき雷も轟く夜まわりになりました。

今月末に約一時間の卓話を頼まれているので
臨床仏教について話をしたくて現場の様子を
写真で紹介するためのボランティア参加でした。

前回までご一緒していた実習生も参加されていて
実習じゃなくなったら日誌から開放されたので
肩の力を抜いて参加できますねと声を掛けられて。

言われる通り実習生という立場ではないので
私も一人のボランティアとして参加してみると
目や耳や肌からの感じ方が今までと違う気がしました。

実習では自分の周りに目が向きがちだったのが
今回は俯瞰的に周りにも目を向けられていたようで
この感覚の違いに気づけたのは貴重な体験でしたね。

前回の最後の実習では「また次は2週間後に」と
素直に言えなくてモヤモヤした気持ちがしていたのに
今夜は全く複雑な心境になることがありませんでした。

今回こそまた次いつ参加できるか分からないけど
お弁当や下着類やお薬などをお渡ししたあとに
自然と「おやすみなさい」とお別れしてきました。

前回の夜まわりのあとブログを書いたときに
心の中に渦巻く感情を観察したつもりでしたが
まさか今回こんな風に感じたのは予想外でした。

時どき時間が許すときには夜まわりに参加してみて
次のときは自分がどんな風であるのかというのを
経過観察して自分の移り変わりを感じてみたいですね。