仏さまとお位牌を納骨堂に移す

2024年5月16日(木)

240516
ずっとご先祖さまのご命日に月参りをしていた
お宅に伺って最後のおつとめをしてきました。
おつとめの中で魂抜きをして仏壇閉眼もしました。

お仕事場であるお店を抜けた奥の台所の脇から
勾配の急な階段を登っていったすぐ脇の部屋に
安置されたお仏壇をお参りしたのは久々でした。

築年数の長い木造二階建てが長屋のように並ぶ
一つをご両親が店舗兼住宅として借りておられて
亡くなられたあともそのまま借り続けていたのですが。

ご両親が遺されていたモノを片付けることにしたけど
将来的なことも考えてお仏壇も閉じることにしたので
ということで最後のご回向に伺ったというわけです。

諸々の事情でお子さまたちそれぞれのお住まいには
お仏壇を移して持ち続けるのが難しいということで
仕方なくお仏壇はお廃止にされることになったのです。

ご本尊さまだった仏さまとご先祖さまのお位牌は
お寺の納骨堂のなかに場所を移すことにされて
今後は納骨仏壇を次のお仏壇とされることになりました。

お仏壇は仏さまとご先祖さまに手を合わせるという
長年にわたるハコモノの役目を全うされましたが
仏さまとお位牌はお住まいを変えて役目が続きます。

手を合わせることはこれまでと変わっていないので
納骨堂をご家族のお仏壇としていくというあり方は
これからのお仏壇の一つのあり方になるかもしれません。