お墓の悩みを聴くことはできても
2024年5月9日(木)
仕事が忙しくても何か趣味を持っていないと
定年を迎えたあと急に何もすることがなくなって
家に引きこもりがちになるという話はよく聞きます。
いまはご主人と2人で一緒に暮らしているから
一緒に食事して話をする相手もいるからいいけど
もし自分だけになったら…という話を伺っていたら。
自分が後に残ったとき独りで暮らせなくなったら
息子さんたちが面倒を看てくれなくてもいいから
良い施設に入れてねと頼んであるんだけれども。
自分たち夫婦のことは何とかなるとしても
ご主人の家の先祖代々のお墓があるのだけは
子どもにどう託したものかという話が出てきて。
お墓をそのまま残しておいてもらうためには
2年に一度は維持管理料の負担があるというので
お墓の行く末について頭を悩ませていると伺いました。
息子さんたちは中部と関東とに住んでいるので
広島にお墓参りするために戻ってくるといっても
距離をおもうと年に1度でもなかなか大変です。
ご両親が暮らす実家がある今はいいですが
どちらも亡くなられて実家もなくなったら
お墓参りのためだけに広島へ戻ることになります。
あるいはお墓を移すこともできなくはないけど
中にはご先祖さまのお骨壺が数多くあるらしく
墓じまいするなら大変だろうということでした。
広島で生まれ育っても広島を離れる人が多くて
人間は進学とか就職といったタイミングで
居住地を移すことがそれほど難しくないですが。
先祖代々のお墓をお引っ越しさせようというのは
人間の住まいのお引っ越しほど楽じゃないので
どうするか考えるだけで悩ましいでしょうね。
答えはご当人が出すものなので分かりません。
お墓をどうしたものかという悩みを聴くことや
良い方法を一緒に考えていくことならできますけどね。