知らぬが仏の就職氷河期の新事実-2

2024年4月30日(火)

240430
昨日に続いて氷河期真っ直中の私の就職話です。
恩師からの紹介で設計事務所に内定したのですが
交換留学の関係で就職試験は別途枠の扱いでした。

同期の友人の体験話によると男子は60倍で
女子は30倍という超狭き門をくぐり抜けて
会社の内定をもらうことができたのだそうで。

友人は大学院のころインターンではないですが
会社にアルバイトに来ていて顔を知ってもらう
という努力を重ねての就職内定だったらしく。

建築設計に入った同期男子は300人の中から
選び抜かれたスーパーエリートだと映っていて
難関を突破してすごいなぁと思っていたそうです。

しかも途中に2日がかりの設計製図の課題があって
実際のコンペを模した設計条件が出されていて
電卓を叩きながら大変だったよね〜と言われて。

ん?何のこと?!そんなことあったっけ?!?
って言ったら「え〜!!!受けてないの?」と
鳩が豆鉄砲を食ったように驚いていました。

詳しく何があったか記憶は定かではないですが
役員面接があってプレゼンが専務に気に入られた
ということがあったのだけは確かに覚えています。

前に不採用になった面接での反省点を活かして
自分でも思いのほか良い感じでプレゼンができて
きっと受かったんじゃないかという感触でしたね。

スルッと後からやってきて内定をもらった私が
設計部の中でも花形っぽい部署に配属されたので
もしかして縁故組かと尋ねられましたが違います。

当時は就職氷河期の冷え込みが厳しくなる一方で
設計事務所に入るのが大変だったのは間違いないです。
しかも出遅れて探したのにパッと決まったんですね。

恩師の口利きがあり大学院の同じ研究室のすぐ上の
先輩が2年前に入社していたということもあって
そうしたご縁だったのでしょうとしか言えません。

26年経たいま頃になって驚愕の事実を聞いて
私はなんて脳内お花畑な幸せモノだったのかと
仏門にいながら知らぬが仏だと感じた出来事でした♪