写真をめくり在りし日の姿を偲ぶ

2024年4月11日(木)

240411
一周忌のご法事が終わってから話をしていたら
ご実家に昔の写真がたくさん残っているけど
どうしたらいいでしょうかと尋ねられました。

亡きお父さんがカメラ好きだったということで
ご夫婦で山を登ったときに撮った景色だとか
家族で出かけた様子が写真に残っているらしく。

娘さんが少し前に山登りに行ってきたときに
たまたま撮っていた風景写真と全く同じ景色が
お父さんの撮った写真の中に見つけたそうで。

お父さんと同じところに行って同じ風景を見て
同じ写真を撮ったという偶然にビックリして
なんとも感慨深いものがあったということでした。

お子さま3人で残っている写真を見返してみると
記憶には全く残っていないご両親との思い出が
いま新たに思い出として刻まれていっていて。

写真を処分するのは忍びない気持ちになるけど
たくさんある写真をいつまでどこにどうして
残しておくのか考えると悩ましいのだそうです。

プリントした写真を今回みんなで見ていると
昔は気づかなかったご両親のご様子を知ったり
家族の思い出を語り合うことができたりするけど。

いまは写真をスマホで簡単に撮れてしまうので
スマホの中には画像がたまっていっているけど
見返そうと思うことがないような気がする、とも。

残されている写真をどうするかは悩ましいけど
処分したり手放したりするのも忍びないようで
しばらくそのままにしておこうかなということでした。