臨床仏教師現場実習夜回り編-8

昨夜はひとさじの会が行っている夜回りがあって
臨床仏教師の現場実習として参加してきました。
隅田川コースではなく上野コースに戻りました。

今回はボランティア参加の方がたくさんでして
大正大学に通うお坊さんの卵の大学生もいて
道すがらいろんな話が聞けて面白かったです。

日中は春を感じさせるような陽気だったのですが
夜になるにつれてグッと冷え込んで寒くなってきて
特に風が吹きつけると身震いしそうなほどでした。

待っていらっしゃる方にお弁当などを渡すとき
お身体のお加減などをお尋ねもしているのですが
「あぁ大丈夫だよ」と答える方がほとんどです。

それで話が終わりになることも結構多いですが
中にはおしゃべりをしてくださる方もいらして
その場合はお天気の話になることが多いですね。

路上で暮らしたり屋外にいる時間が長いため
お天気の影響を受ける度合いが大きいのでしょう
天気予報についてとても詳しい方が多いです。

そのときふと思い出したのが前回の夜回りでして
隅田川コースでは段ボールとビニールシートで
半定住のようなお住まいの方が多かったんです。

でも上野コースでは夜になると組み上げるけど
早朝には解体して避けて保管されるスタイルで
仮設のような過ごし方の方が主流なんですね。

違うコースに行くことで気づくこともあって
また戻ってくることによって気づくこともあり
そのおかげで見て認識する景色が変わりました。

また別の全く違う地域に行って歩いて巡ると
新たな気づきを得て見え方が変わるかもしれません。
そういうご縁があればぜひ回ってみたいと思います。