見る夢の意味合いは十人十色でいい

2024年2月14日(水)

240214
ご法事のあと「最近どうですか」と尋ねたら
気持ちも落ち着いてきたという話の流れから
「主人が夢に現れなくなりました」と仰いました。

ご主人は難儀な病で治療をすることができず
命を終えられたので何とかしたい思いはあっても
ただ見送ることしかできないというお別れでした。

お子さまたちは独立して家を離れておられるので
亡くなられたときから実感が湧かなかったようですが
奥さまは独りになったことを身に染みていたようで。

何をするにしても自分でしないといけないから
ご主人にやってもらっていたことがたくさんあって
何かといろいろ大変なことが多かったそうです。

そのためかご主人が夢に出てくることがよくあって
もしや自分のことが心配で安心して向こうに往くことが
できなくなっているんじゃないかと思っていたそうです。

ところが日にちが過ぎていくうちに独りに慣れたのか
できないものはできないなりに自分でやるしかなくて
今はなるようにしかならないと思えているそうです。

亡くなってからずっとご主人が出てくる夢を見ていたから
最近はめっきり見ることがなくなったのが寂しいけれど
安心して向こうに往ったのかなと思っているそうです。

一ヶ月前の法事では夢に出てきてくれたことで
その辺りにご主人が居るような気がしていたのが
もう居ないんだとやっと思えたという話を伺いました。

亡き方が夢に現れることの受け止め方については
自分が感じたありのままで全く構わないでしょうし
十人十色いいんじゃないかと私は思っています。